パッケージ情報
パッケージ | ピン数 WSON (DML) | 10 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 105 |
パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
TPS22990 の特徴
- シングル・チャネル負荷スイッチを内蔵
- VBIAS電圧範囲: 2.5V~5.5V
- VIN電圧範囲: 0.6V~VBIAS
- オン抵抗
- VIN = 5VでRON = 3.9mΩ (標準値)
(VBIAS = 5V) - VIN = 3.3VでRON = 3.9mΩ (標準値)
(VBIAS = 3.3V)
- VIN = 5VでRON = 3.9mΩ (標準値)
- 最大連続スイッチ電流 10A
- 静止電流
- VBIAS = 5VでIQ、VBIAS = 63µA
- シャットダウン電流
- VBIAS = 5VでISD、VBIAS = 5.5µA
- VBIAS = 5V、VIN = 5VでISD、VIN = 4nA
- CTによりスルー・レートを制御し調整可能
- パワーグッド(PG)インジケータ
- クイック出力放電(QOD) (TPS22990のみ)
- サーマル・パッド付き3mm×2mmのSON 10ピン・パッケージ
- ESD性能はJESD 22に準拠しテスト済み
- HBM 2kV、CDM 1kV
TPS22990 に関する概要
TPS22990製品ファミリは、TPS22990とTPS22990Nの2つのデバイスで構成されます。各デバイスは3.9mΩのシングル・チャネル負荷スイッチで、電源オンの制御と調整が可能で、PGインジケータが内蔵されています。
このデバイスにはNチャネルMOSFETが含まれており、0.6V~5.5Vの入力電圧範囲で動作し、最大連続電流
10Aに対応できます。入力電圧範囲が広く、大電流の能力を持つため、複数の設計や最終機器に広く使用可能です。3.9mΩのオン抵抗により、負荷スイッチでの電圧降下と、負荷スイッチからの電力損失が最小化されます。
デバイスの立ち上がり時間を制御することで、大きな負荷容量により発生する突入電流が大幅に低減され、電源ドループが低減、または排除されます。CTによりスルー・レートを調整できるため、設計が柔軟になり、突入電流と電源オン・タイミングの要件について最適な組み合わせを実現できます。内蔵のPGインジケータは、負荷スイッチの状態をシステムに通知するため、シームレスな電源シーケンシングが簡単に行えます。
TPS22990にはオプションとして218Ωのオンチップ抵抗が搭載され、スイッチがディセーブルになったときに出力を迅速に放電し、フローティング状態の電源によって下流の負荷に未知の状態が発生することを回避します。
TPS22990は小型で省スペースの3mm×2mm 10-SONパッケージで利用でき、大きな消費電力に対応できるようサーマル・パッドが付属しています。このデバイスは、自由通気で-40℃~+105℃の温度範囲で動作するよう規定されています。